高効率の廃液乾燥で処分のコストを削減
日本における産業廃棄物の約五割は汚泥が占めています。
汚泥や廃液は工場や建設現場などで必ず発生するもので、有害物質を含んでいることも多いものです。
放置やそのまま廃棄してしまうと周囲の環境を悪化させるので、適切な処理を施して無害化してから廃棄することが法律で定められています。
いくつかある手法の中でよく使われている方法が乾燥です。
汚泥は水分を多量に含んでいるため、そのままでは非常に重く運搬に労力が必要になるなど、扱いがとても面倒です。
しかし水分を蒸発させると体積も小さくなり、重さも軽くなるため一度に運べる量も増やすことができて運搬が容易になります。
さらに焼却処分も可能になるので、メリットがとても大きいです。
工場の廃液もそのまま流してしまうと環境汚染を引き起こしてしまうため、機械による廃液乾燥で処理をするのが一般的になっています。
場合によっては再利用できる物質が取れるケースがあることもメリットの一つです。
こうした機械は維持管理するコストがネックになることがありますが、技術の進歩によって丈夫でランニングコストも抑えられた製品が充実してきました。
定期的なメンテナンスも請け負ってくれるので、安全面でも安心して使用することができます。
使用する現場のニーズに合わせることはもちろん、環境保全の面でも力を入れています。
乾燥させることによる最大の問題点は粉塵ですが、水分調整能力が高いので最小限の飛散にとどめることができます。